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コミュニケーションが苦手な人はどうすれば良い?原因と対策を解説

「何を話せばいいかわからない」「会話が続かない」「人と話すのが怖い」といった悩みは、多くの人が抱えるものです。実は、コミュニケーション能力は天性の才能ではありません。話し上手な人の多くは、考え方やちょっとした技術を経験を通して身につけています。

本記事では、コミュニケーションが苦手な人の特徴や心理的な原因を整理し、今日から実践できる「克服のための5ステップ」を解説します。人間関係のストレスを減らし、自分らしい人生を過ごすためのヒントを一緒に見つけていきましょう。

コミュニケーションが苦手な人の3つの特徴

コミュニケーションの悩みは人それぞれですが、共通する「型」が存在します。まずは、自分がどのパターンに当てはまりやすいかを確認してみましょう。自分の傾向を知ることは、具体的な対策を立てるための第一歩になります。

会話のキャッチボールが成立しない

コミュニケーションが苦手は方は、会話が一方的になったり、逆に極端に受け身になったりしてしまうのが特徴です。質問に対して「はい」「いいえ」だけで答えるなど、会話を広げる意識がないとキャッチボールが続きません。

また、自分の中では完結していても、説明不足で意図が正しく相手に伝わらないケースもあります。これらは、相手への関心が薄かったり、話を丁寧に聴く「傾聴」の技術が不足していることで、次に何を話すべきか判断できず沈黙を招いてしまっている状態といえるでしょう。

言葉以外(表情・声・視線)に問題がある

コミュニケーションは、言葉だけでなく、非言語の情報が大きな割合を占めます。緊張から視線を合わせられないと、相手は「拒絶されている?」と違和感を覚えてしまうこともあるでしょう。

また、自信のなさから声が小さくなったり、語尾を濁したりすると、信頼感を得にくくなります。無表情や相槌のなさは、相手の話に興味がないと誤解を招きやすいため、適度な距離感や反応の仕方がわからず、損をしてしまうケースも少なくありません。

心理的・性格的な問題がある

コミュニケーションが苦手は方は、「周囲の目を気にしすぎる」「上手に話さなければ」という思い込みやプライド、過去の失敗によるトラウマなどが、心のブレーキとなっています。

周囲の目を気にしすぎるあまり、極度に緊張し、頭の中が真っ白になってしまうことも少なくありません。自己肯定感の低さから自分の発言に自信が持てないと、言いたいことがまとまらずに要点がズレてしまいます。これらは性格の問題だけでなく、心が「自分を守ろう」と過剰反応している状態ともいえます。

以下の記事で、雑談力を向上させるトレーニングについても解説しています。具体的な方法を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

苦手になる原因は心理的ハードルと失敗への恐れ

コミュニケーションが苦手だと感じてしまう人は、なぜこれほどまでにコミュニケーションを難しく感じてしまうのでしょうか。その根底には、自分自身で作った心の壁と、周囲からの評価に対する過剰な意識が潜んでいます。

「完璧に話そう」とする心理的ハードルの正体

コニュニケーションに苦手式を持っている方は、「相手を退屈させてはいけない」という思い込みや過去の失敗が心のブレーキとなることもあります。そのため、他人  からの評価を過剰に気にするあまり、いざとなると頭の中が真っ白になってしまうことも少なくありません。

この「評価を下げたくない」という守りの姿勢が、意識の矢印を相手ではなく自分に向けてしまい、結果として過度な緊張や言葉の詰まりを引き起こしてしまいます。

失敗を恐れる自意識過剰の状態について

会話中に「今の言い方、変じゃなかったかな?」と気にするのは、意識が内面の自分に向いており「自意識が過剰になってしまっている」サインです。

本来のコミュニケーションは、相手と感情を通わせる外向きの活動ですが、自分をどう見せるかという内面ばかりを気にすると、相手の表情や話の本質を見落とします。こうした問題を克服するためには、意識を自分から「相手が何を伝えようとしているか」という外側へ向け直し、相手に向き合い、集中することが必要です。

苦手克服のための5ステップを解説

コミュニケーションの苦手意識は、段階を踏んでアプローチすることで確実に軽減できます。心の持ち方から具体的なテクニックまで、5つのステップで解説します。

ステップ1. 心の持ち方を変える

コミュニケーションの苦手意識を治すには、まずは「上手に話さなければ」というプレッシャーを捨て、「下手でも大丈夫」と開き直ることが大切です。

言葉が詰まっても、誠実に伝えようとする姿勢があれば気持ちは伝わるものです。「変に思われないか」と自問自答するのをやめ、相手が何を感じているかに意識を集中させましょう。

沈黙を怖がる必要はありません。相手の気持ちを完璧に理解することは不可能ですから、話すことはあくまで気持ちをわかち合うための手段だと捉え、完璧主義を手放すことから始めてみましょう。

ステップ2.相手の話を傾聴する力を身につける

コミュニケーション能力で大事なものは傾聴です。

これは単に聞くだけでなく、「相手が何を伝えたいか?」と相手の意図を丁寧に汲み取ることです。話の腰を折らずに最後まで聞き、うなずきや相槌で共感を示しましょう。相手の表情や声のトーンにも注意を払うと、より深い理解に繋がります。

「そうなんですね」とオウム返しをしたり、自由に回答できる「オープンクエスチョン」を投げかけたりするのがコツです。「差し支えなければ…」などのクッション言葉も活用し、相手が話しやすい雰囲気作りを心がけましょう。

ステップ3.伝え方にテンプレートを使う

話がまとまらない場合は、型(テンプレート)に当てはめるのが有効です。ビジネスでも役立つPREP法を意識しましょう。

「一番伝えたい結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の順で話すと、論理的でわかりやすくなります。

また、「いつ・どこで・誰が」といった「5W1H」を意識して情報を整理すれば、伝え漏れを防げます。あわせて、できるだけポジティブな言葉を選ぶようにすることで、自分も相手も前向きな気持ちになり、会話がもっとスムーズになります。

ステップ4.日常的に「準備」と「振り返り」を行う

会話の不安は、事前準備で軽減できます。天気や時事ネタなど、誰とでも話せる話題のストックとして「きどにたちかけし衣食住」を覚えましょう。「きどにたちかけし衣食住」とは、誰もが興味関心を持ちやすい話題の頭文字をとったものです。

  • き:季節・気温・天気
  • ど:道楽(趣味)
  • に:ニュース
  • た:旅
  • ち:知人
  • か:家庭
  • け:健康
  • し:仕事(または学校・勉強)
  • 衣:ファッション
  • 食:食べ物、お菓子
  • 住:住まい

また、「挨拶をする」「1回質問する」といった小さな目標を作り、成功体験を積み重ねてください。一日の終わりにノートへ「今日できたことや課題」を書き出す振り返りの習慣をつけると、自分の成長が目に見えるようになり、少しずつ自己肯定感が高まっていきます。

ステップ5.非言語コミュニケーションを意識する

言葉の内容と同じくらい大切なのが、見た目や態度の「非言語」の情報です。

笑顔は相手に安心感を与え、話しやすい雰囲気を作ります。緊張したときは、深呼吸をして肩の力を抜きましょう。視線を合わせるのが苦手なら、相手の鼻先や目の周りをぼんやり見るだけでも印象がグッと良くなります。

また、スマホを操作しながらの「ながら聞き」は絶対にNGです。話しかけられたら一旦手を止め、体ごと相手に向き合う誠実さを大切にしましょう。

最後に、語尾までハッキリと発声するだけで、相手に与える信頼感や説得力は驚くほどポジティブに変化します。

まとめ

コミュニケーションは、相手と心を通わせる唯一の手段です。最初から完璧を目指す必要はありません。「挨拶をする」「相手の目を見る」といった小さな一歩を継続し、成功体験を積み重ねていきましょう。大切なのは、相手を100%受け入れることではなく、まずは「そういう考えなんだな」と受け止めることです。コミュニケーションは技術であり、訓練次第で必ず改善できます。一つずつ実践して、日々のストレスを自信へと変えていきましょう。

MCSCでは、企業や施設職員へ向けてコミュニケーション能力向上を目指した研修を実施しています。外部講師による充実した研修やセミナーを開催したいと考えている担当者は、お気軽にお問い合わせください。

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