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チームビルディングに効果的なワークショップとは?3つの具体例と実施手順

チームの結束力を高めるためには、ワークショップを企画するのがおすすめです。

しかし、目的を明確にして、計画的に実施しなければ「ただ楽しかった」という感想だけで研修が終わり、本来の目的を達成できなくなる可能性もあります。

チームビルディングを高めるワークショップを計画する際には、目標から逆算した戦略的設計が重要です。

本記事では、単なるレクリエーションに留まらない、組織課題を解決するための具体的なワークショップ手法3選と、失敗しないための計画方法を徹底解説します。 この記事を読むことで、効果的なワークショップを開催する方法がわかります。

ワークショップの基礎知識

ワークショップを開催する際に基礎知識が理解できていないと、その後の計画立案において、方向性が定まらないこともあります。ここでは、まずワークショップの意義と目的などの基礎知識を理解しておきましょう。

なぜ今チームワークのワークショップが必要なのか

現代のビジネス環境におけるチームビルディングは、起業が抱える課題解決のために重要な戦略的な施策です。 変化の激しい現代においては、個々のスキルが高くても、チームとしての相乗効果がなければ、複雑化する市場課題に対応することは困難です。

ワークショップを通じてチームメンバー間の理念や価値観を共有することは、メンバー同士の信頼関係を構築することにつながります。組織が抱えるゴールへ向かうため、論理的な共通の構造をチーム内に育むことが、現代のあらゆる企業に求められているのです。

単なる親睦会で終わらせないための戦略的視点

ワークショップを成功させる絶対条件は、KGI(最終目標)とKPI(中間目標)を定量的に設定することです。

例えば「1年後の離職率を○%下げる」といった最終目標に対し、「ワークショップ後の心理的安全性のスコアを○点にする」といった中間目標を定めることもあります。

目標を具体的な数値に落とし込むことで、施策の成否を客観的に判断し、より効果的なワークショップへブラッシュアップできます。 一度開催して終わりではなく、客観的から評価し、改善を繰り返していくことが大切です。

【目的別】成果を生むワークショップ手法3選

チームビルディングでは、目的ごとに効果的なワークショップを開催することが重要です。ここでは、目的別ワークショップの事例を3つご紹介します。

価値観を共有する「価値観カード」

チームの心理的安全性を高めるには、互いの「大切にしている価値観」の可視化が有効です。 価値観の共有に有効なワークショップとして「価値観カード」というものがあります。

「お金」や「家族」など、数十枚の価値観カードから、各々が重要だと思う3枚を選び、その理由を共有します。 「なぜその価値観を選んだのか」という背景を語ることで、表面的な付き合いでは見えなかったメンバーの行動原理が明らかになります。

この場を通して互いの価値観を尊重し合う土壌ができるため、日常のコミュニケーションにおける誤解や摩擦が大幅に軽減され、協力体制が強固になります。

ポジティブな視点を育む「GOOD&NEW」

チームの雰囲気をポジティブに変えるために効果的なワークショップが「GOOD&NEW」です。 24時間以内に起きた「良かったこと(GOOD)」や「新しい発見(NEW)」を1人1分程度で発表し、全員で拍手をするというシンプルなワークショップです。

このワークショップでは、脳の焦点をポジティブな情報に向ける訓練になり、相互承認の文化を醸成します。 特別な道具が不要なため、セミナーの冒頭や毎日の朝礼にも導入しやすく、心理的安全性の土台を継続的に強化する時間として柔軟に活用しやすいことも特徴です。

未来を共創する「レゴ・シリアスプレイ」

レゴブロックを使い、抽象的なビジョンや個人の想いを「形(作品)」にする対話型プログラムです。 言葉だけでは伝わりにくい「組織の理想像」を立体化することで、メンバー間の認識のズレを解消し、深い納得感を生み出します。

ワークショップ内では、全員が自分の作品に込めた思いを語るため、内向的なメンバーの意見も等しく拾い上げることができ、全員参加型の合意形成が可能です。創り上げたビジョンをチームの共通言語として残すこともできるため、ワークショップ後も同じ方向を向いて走り続けるための強力な指針となります。

また、このワークショップにおいては、想いを形にすることが重要なので、レゴブロックでなくとも、ボードに絵を描くなどの手法に変換することも可能です。

失敗しないためのワークショップ設計

ワークショップを意味のある時間にするためには、戦略的に計画を立てることが重要です。効果的なワークショップを設計するためには、以下の3つのステップで計画を立てていくとよいでしょう。

  1. 現状の課題から逆算する「目的の言語化」
  2. 参加者の心理的ハードルを下げる「環境設計」
  3. 実施後のゴールを定義する「アウトカムの設定」

ここでは、各ステップで重要なポイントについて詳しく解説します。

STEP1:現状の課題から逆算する「目的の言語化」

ワークショップの最終目的は、当日の盛り上がりではなく「何を達成したか」で決まります。達成する目標を決めるためには、まずはチームが抱える真の課題を言語化しましょう。

たとえば「チーム内の会話が少ない」や「チームの目標が不透明」などが挙げられます。共通の課題を特定することでできれば、チームビルディングに最適な手法が決まりやすくなります。

また、課題を分析する際には、単なる希望的観測ではなく、アンケートや面談などの事実に基づいた現状分析を行うことが重要です。解決すべき課題が明確になれば、参加者全員が納得感を持って取り組めるワークショップを企画しやすくなります。

STEP2:参加者の心理的ハードルを下げる「環境設計」

ワークショップの方向性が決まったら、参加者が主体的に参加できる環境を整えましょう。物理的な場所だけでなく、タイムスケジュールやチーム分けも重要です。

例えば、ワークショップの間で休憩を入れるのに最適なタイミングはどこか、どのような順番でセミナーを進めれば参加者の集中力を維持できるか、などの要素について話し合いましょう。

また、参加者の属性(職種や年次)を考慮し、心理的抵抗が少ないワークショップの内容やチーム分けなどを行うと、参加率も上昇しやすくなります。事前の丁寧なアナウンスも含め、参加者が「自分に関係があることだ」と思える環境を整えましょう。

STEP3:実施後のゴールを定義する「アウトカムの設定」

ワークショップを開催する際には、実施後のゴールを明確にして、その後の効果について評価を行いましょう。

ワークショップは、実施して終わりではなく、その後の行動変容が本来の目的です。「離職率を下げる」「週に一度は1on1ミーティングを行う」など、具体的で測定可能なアクションプランをアウトカムとして設定しましょう。

事前設計の段階からアウトカムの設定まで考えておくことで、当日の議論が拡散するのを防ぎ、ビジネス成果に直結する生産性の高いワークショップを開催できます。

まとめ:ワークショップをチームビルディングの成長エンジンに

チームビルディングは、単なる交流イベントではなく、組織課題を解決するための戦略的な施策です。

成果を出すためには、現状の課題から逆算して測定可能な目標を設定し、参加者の心理的ハードルを下げる環境設計と、実施後のアクションを明確にする客観的な指標の設定が不可欠です。

本記事で紹介した3つの手法や設計ステップを活用し、一過性の盛り上がりで終わらせない意味のあるワークショップを設計することが重要です。戦略的なワークショップの継続できれば、より変化に強い強固なチームを作り上げることができるでしょう。

MCSCでは、チームビルディングに効果的なワークショップを実践するセミナーも開催しています。チーム作りにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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